昨日1月24日、日本銀行は政策金利とする短期金利(無担保コール翌日物レート)を、0.25%から0.5%に引き上げると決めました。
利上げは2024年3月のマイナス金利解除から2回目で、今後も利上げを続ける方針と表明されており、年内にもう一度利上げがされると見込まれています。
金利が上がることで、預金の金利が上がるということはメリットになりますが、企業等、借り入れのコストが大きくなりますので、業績へ影響をしてきます。
また、皆様に一番関係してくるのは、やはり住宅ローンへの影響です。
新しく住宅ローンを組む方にとっては、金利の上昇により支払い総額が多くなってしまいます。
既に借り入れをしている方については、一部のネット銀行等を除き、多くの金融機関には「5年ルール」や「125%ルール」の設定がされています。
これにより、直ちに支払い額が増えるということはないですが、元金の減りが遅くなってしまいますし、利上げのペースや上がり幅によっては元金を返しきれない、といった可能性も出てきてしまいます。
近年高騰し続けてきた不動産価格ですが、価格も頭打ち、資材費や人件費の高騰等の影響も受け都心の一部を除いては下落し始めており、金利の上昇も加わることで、ますます下落していってしまう懸念がございます。
不動産を既にご所有されている方、これから購入を考えている方等、不動産売買をご検討している方は、なるべく早く動かれた方が良いかもしれません。